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2008年6月11日 (水)

気候も経済も全く同じみたいです。

Duomo_cicli やっぱりドォーモ無くしてミラノを語ることはできませんよね。イタリアの色といえばアズ―ロ、その「青」空に輝くドォーモは象徴的です。この広場で私が経験した今までで最大のイベントは、数年前にワールドカップでイタリアが優勝した時です。中継の大画面にものすごい歓声が沸き、優勝が決まった後大勢の市民がこの広場に駆けつけ、大騒ぎのお祝いがあったのを思い出します。また仕入の途中足早にいつもは通り過ぎるはずが、確かエンリコモリオーネ楽団の美しい弦で、ニューキネマパラダイスなど名曲が響き渡り思わず2時間も立ち止まったことも。クリスマスには大きなツリーが飾られ、寒空にイルミネーションが輝きます。ある時はクラッシックカーのデモンストレーションがあったり、フィアットがチンクエチェントの新車のPRを行ったり、宗教的な行事だったり、、、と。でも不思議なことに政治的な演説はここでは行われないようです。ムッソリーニ時代の悪い思い出があるのでしょうか?いずれにせよ、ミラノ市民にとっては、ここは俗と聖が入り混じった別次元の広場なんでしょうね。そんなイタリアも、30年間負けなかったオランダに先日UEFAカップで敗れ大いに意気消沈だそうです。加えて、先週仕事でミラノからフィレンツェあたりを回って帰って来た人に話を聞くと、普通6月は1年中で最も快適で、昼間は30度くらいになってカラッと暑いはずなのに、今年は毎日、雨、曇りの連続で、おまけに寒くてダウンを着てる人もいるくらいで、テレビのニュースを見ると連日ガソリンが最高値!で、他の物価も高くて豆好きトスカーナの人々は「なんで国産豆まで上がるんだ」と嘆いているという。その物価高に加えてユーロ高で看板のファッション輸出は冴えず、唯一ロシア向けだけはいいとか。これじゃ日本と全く一緒じゃない、、と思わずにはいれませんでした。今月開催されるフィレンツェのPITTI WOMANもあまり期待はできず、7月に久々に来日するCAMALGORIのオーナーデザイナーのリカルドと会うのでイタリアの現状等もじっくり聞いてみたいと思います。ちなみに彼いわく東京で最高のイタリアンレストランは、麹町にあるELIOです。そのお味は、さすがに生粋のイタリア人が言うので間違いありません。本当に庶民派の美味ですよ! http://www.elio.co.jp/jCuisine.htm  

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